2015年7月22日水曜日

<受験22>Johnson合格



4月になったが、Johnsonの繰り上げ合格を目指し、私は上海でウェイトリスト対策に励んでいた。TOEFL再受験へ向け仕事後毎日模試を行い、Toastmastersの集いに参加し、そしてキャリアの”Plan B”の具体化の為、知人や知人の知人に次々とSkype面談を申し込んでいた。

いつも通り徹夜でTOEFL模試をやっていた2014410日深夜、1通の謎のメールを受信した。タイトルはYou're in...now what?  本文は無く、画像が添付されているようだ。中国が世界に誇るネット検閲の影響で画像ファイルの受信に時間が掛かり、表示されない。このタイトルで中身が画像とは、どう考えても迷惑メールだろう…と思ってメールを削除しようと思ったところ、差出人メールアドレスのドメインが”@cornell.edu”であることに気がついた。時間を掛けて画像を受信したところ、冒頭に「Congratulations on your offer of admission to Johnson」と書いてあるではないか。しかしながら、やはり本文が無く、画像があるだけなのがどうも胡散臭いし、間違って送信されたのかも知れない。だって、自分はまだウェイトリスト対策に取り掛かったばかりで、何も学校にレポートしていないのだから、繰り上がる訳がない…。

何やらよくわからないので、Johnsonのアドミッションへ直接電話してみることにした。メールを受信したが本文が無く画像が添付されているだけなので信じて良いのか良くわからない…との旨を伝えたところ、「Yes, you are admitted. Congratulations!」と。

私は頭が真っ白になり、とりあえず礼を伝え、電話を切った。次の瞬間、「これで本当に受験が終わりなのか…?」と走馬灯のようにこれまでの受験生活がグルグル頭の中を駆け巡り、同時に身体がガクガクと震え始めた。人間、本当に驚いた時はこのように反応するものなのか。涙は出なかった。
その後、私は深夜にも関わらず、東京にいる妻に電話を掛けた…が、やはり出てもらえるはずもなく、一人でビールを浴びる程飲みながら、Karenを始め、受験でお世話になった皆さんへ報告メールを朝まで送り続けた。翌日、仕事に身が入らなかったのは言うまでもない。


かくして、私の延べ3年に渡る受験生活は突如終焉を迎えた。

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